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health × measurement

「食後に眠くなる人」だと思って40年

それが気質じゃなくスパイクだと知ったのは、48歳になってからだった。

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人生でいつも劇的な「血糖値スパイク」に悩まされてきたということに37歳になって知りました。ただ食後に眠くなる人なんだと思ってた。
落合陽一 @ochyai / 2026-06-01
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記憶 01

高校で気づいた

昼休みの後の5限、教室の机に頭が落ちた。「お前よく寝るな」と笑われていた。睡眠時間は十分なのに、午後だけ別人になる。それを『眠気に弱い体質』だと記憶に書き込んだ。

記憶 02

20代、パスタを食べた後の30分

新宿のカフェでランチパスタを食べると、30分後には目が開かなくなった。MTGの予定が後ろに入っていれば、外でブラックコーヒーを買ってから戻った。一度も「これが体内で何が起きてるのか」を考えなかった。

記憶 03

40代、ラーメンと、椅子

家で昼にラーメンを食べた日、夕方までキーボードが進まなかった。仕事のリズムが日によってバラつく原因を『その日のメンタル』だと思ってた。40年、ずっとそれで説明してきた。

40年

気質、と信じていた時間

高校 1 年で「眠くなる人」だと自己定義してから、48歳までその仮説は一度も疑われなかった。仮説のまま事実として運用される、というのが一番怖い。

📈
腕に針、24時間、グラフが出る。
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計測 01

CGMを腕に巻いた

去年、リブレを2週間。針が腕に刺さりっぱなしで、スマホをかざすと血糖値が読める。最初の3日は『へえ』だった。1週間目に、自分のグラフを見た。

計測 02

パスタの30分後、スパイク

食後 30 分でグラフがロケットみたいに上がっていた。1時間後にピーク、1.5時間後に急降下。眠気が来るタイミングと完全に一致していた。気質じゃない。化学反応だった。

計測 03

朝のコーヒーだけの日、平らだった

朝食を抜いてコーヒーだけにした日、グラフは机のように水平。午後の集中力が落ちない。何十年も毎日経験していた『午後の墜落』が、一日消えた。これは個人体験のサンプル1だが、自分の身体での因果はもう動かない。

気づくきっかけ

落合さんは37、僕は48

気質説(40年)

自分は眠くなる人

高校で書き込んだ仮説をずっと使い続けた。原因を『性質』に押し込むと、対策は「気合い」しか残らない。

計測説(2週間)

自分の身体は古典物理

グラフを見るだけで、何を食べたら何が起きるかが因果でわかる。仮説を更新するためのコストは、針1本と2週間だった。

¥7,000

40年の誤解を解いた値段

2 週間分の CGM、約 7,000 円。10 年早く知っていれば、と思うが、知らずに済ませた 40 年もまた自分の一部ではある。

個人購入・サンプル1
観測しないのが哲学だ。でも身体は古典系なので、観測しないと見えない。これは矛盾じゃなく、レイヤーが違う。
自分のメモ / 2026-05
🌿
その後 01

昼の主食を半分にした

ラーメン1杯を半分にして、サラダチキンを足す。グラフの山が劇的に下がった。味の犠牲が思っていたほどない。

その後 02

食後 15 分歩く

食後にすぐ座らず、15 分だけ近所を歩く。これだけでスパイクが半分になる。CGM のグラフはそれをはっきり描く。これも個人サンプル1の話だが、自分の身体には効いていた。

その後 03

眠くならない日が増えた

月の半分以上、午後の墜落がなくなった。40 年信じていた「気質」は、思ったよりも簡単に書き換わった。

読んでくれてありがとう

自分の身体の仮説、いつ書いた?

高校で書いた自己定義を、40年そのまま使ってる人は、たぶんもう少しいる。落合さんが 37 で気づいた話に「同じ」と書いた人は、自分も含めて Reply に並んでいた。観測しない哲学のうちのスタジオが、なぜ身体だけは計測するか、という話でもあります。

Source: @ochyai