衛生管理者の勉強を始めるとき、最初に決めるのは「第一種と第二種のどちらを受けるか」です。難易度の差だけで選ぶと、取ったあとで使えないことがあります。
判断の軸はひとつです。自分が働く(働きたい)職場が、有害業務を扱うかどうか。
第二種が使えない職場がある
第二種衛生管理者は、有害業務との関連が薄い業種でしか衛生管理者になれません。具体的には情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業などです。
一方、製造業、建設業、運送業、医療業、清掃業などでは第二種では選任できません。これらの職場で衛生管理者になるには第一種が要ります。
つまり、いま製造業にいる人が第二種を取っても、その職場では選任されません。逆に、事務職で転職の予定もないなら、第二種で足ります。
試験の中身の差
この違いは、試験科目にそのまま出ます。
| 第一種 | 第二種 | |
|---|---|---|
| 関係法令(有害業務に係るもの) | 10問 | — |
| 労働衛生(有害業務に係るもの) | 10問 | — |
| 関係法令(有害業務以外) | 7問 | 10問 |
| 労働衛生(有害業務以外) | 7問 | 10問 |
| 労働生理 | 10問 | 10問 |
| 合計 | 44問 | 30問 |
第一種は、第二種の範囲に「有害業務」の2科目20問が乗った形です。逆に言えば、第二種で勉強する内容は第一種にほぼ含まれます。
合格基準は両方とも同じ形
どちらも「各科目40%以上、かつ合計60%以上」です。片方だけ満たしても不合格になります。
第一種で必要な正答数を科目ごとに置くと、次のようになります。
| 科目 | 問題数 | 40%に必要 |
|---|---|---|
| 関係法令(有害) | 10 | 4問 |
| 労働衛生(有害) | 10 | 4問 |
| 関係法令 | 7 | 3問 |
| 労働衛生 | 7 | 3問 |
| 労働生理 | 10 | 4問 |
足切りを全部ぎりぎりで通しても18問。合計60%の27問には届きません。足切りを守るだけでは受かりませんが、足切りを1つでも割ると、合計が何点でも不合格です。
注意したいのは7問の2科目です。1問の重みが14%あり、3問落とすと足切りに沈みます。10問の科目より危険です。
迷ったときの決め方
- いまの職場、または行きたい業種が有害業務を扱う → 第一種
- 事務系で、当面その予定がない → 第二種
- 迷う・将来わからない → 第一種(第二種の範囲を含むため、あとから取り直す必要がない)
学習アプリを作りました
私たちは、この2つの試験それぞれに専用のアプリを作りました。上に書いた合格基準を、そのまま実装しています。

解いた問題の正答率を科目別に集計し、本試験と同じ「各40%・合計60%」で判定します。全体が何%かではなく、足りていない科目を名指しで出します。

5つの選択肢すべてに、なぜ誤りかの解説を付けています。法令に基づく問題には、根拠となる条文をその場で表示します。
一問一答は合計10問まで無料です。買い切りで、サブスクではありません。広告は出しません。
第一種衛生管理者(300問)
第二種衛生管理者(180問)
出典
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会(試験実施機関) https://www.exam.or.jp/
- e-Gov法令検索(労働安全衛生法) https://laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057
- 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
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