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二級ボイラー技士は、学科に受かっても免許が出ない。実技講習20時間の位置づけ

二級ボイラー技士の試験は学科だけで、実技試験はありません。ただし合格通知だけでは免許が交付されません。ボイラー実技講習20時間を含む交付要件と、受ける順序を整理しました。

二級ボイラー技士の試験は学科だけです。実技試験はありません。実技試験があるのはボイラー溶接士やクレーン系で、二級ボイラー技士は筆記で完結します。

それでも「実技講習」という言葉がついて回ります。理由は、試験に受かっても、それだけでは免許が交付されないからです。

試験と免許は別の手続き

順番はこうなります。

  1. 免許試験に合格する(受験に資格は要りません)
  2. 免許の交付要件のいずれかを満たす
  3. 免許を申請する

2番目が抜けていると、合格通知を持っていても免許証は出ません。そして多くの人にとって、2番目を満たすいちばん現実的な方法がボイラー実技講習です。

交付要件のいずれかを満たす

厚生労働省と日本ボイラ協会が示している代表的な経路は次のとおりです。

  • 登録ボイラー実技講習機関が行うボイラー実技講習(20時間)を修了する
  • 6か月以上、ボイラーの取扱いの実地修習を経る
  • 学校でボイラーに関する学科を修め、3か月以上の実地修習を経る
  • ボイラー取扱技能講習を修了し、4か月以上小規模ボイラーを取り扱った経験がある
  • 熱管理士免状を持ち、1年以上の実地修習を経る
  • 海技士(機関4級・5級)の免許を持ち、伝熱面積25平方メートル以上のボイラーの取扱経験がある

職場でボイラーに触れていない人は、実務経験の側を満たせません。その場合に残るのが20時間の講習です。

講習は試験の前でも後でもよい

受験そのものに資格要件はないので、順序は自分で選べます。

先に講習を受けておくと、合格後すぐに申請できます。 逆に合格してから講習を探すと、日程が埋まっていた場合にそのぶん免許が遅れます。講習は20時間で、実施回数も会場も限られます。

「試験に受かってから考える」は、免許が必要な日が決まっている人には向きません。

学科は各科目4問の下限が先に効く

試験そのものの構造も見ておきます。

科目出題数配点
ボイラーの構造に関する知識10問100点
ボイラーの取扱いに関する知識10問100点
燃料及び燃焼に関する知識10問100点
関係法令10問100点

4科目40問、合計400点、試験時間は3時間です。合格基準は「各科目40%以上、かつ合計60%以上」。

配点は4科目とも同じなので、合計60%は40問中24問とそのまま読めます。ここはクレーン系と違って素直です。

効いてくるのは科目ごとの下限のほうです。各科目40%は10問中4問。どこか1科目で3問以下だと、他の3科目が満点でも不合格になります。24問取れていても落ちる形はここから生まれます。

一番低い科目を名指しで見る

必要なのは全体の正答率ではなく、一番低い科目の正答率です。

私たちが作ったアプリでは、この基準をそのまま実装しています。

二級ボイラー技士アプリのホーム画面

解いた問題を4科目別に集計し、各40%・合計60%で判定して、足りない科目を名指しで表示します。

全選択肢に解説がつく

5つの選択肢すべてに、なぜ誤りかの解説を付けています。

  • オリジナル問題139問(構造/取扱い/燃料・燃焼/関係法令)
  • 科目別の合否シミュレーション
  • 本試験形式の模試
  • 一問一答は合計10問まで無料。買い切りで、サブスクではありません。広告なし

問題はボイラー及び圧力容器安全規則・関係法令と、安全衛生技術試験協会が公表する試験科目・出題数・合格基準をもとに独自に作成しています。公表試験問題の転載ではありません。

なお、このアプリが対象にしているのは学科試験です。実技講習の内容は扱っていません。

出典

受験資格・試験日程・申込方法・交付要件は変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関および都道府県労働局でご確認ください。本アプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習アプリで、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。