危険物取扱者乙種第4類(乙4)の合格基準は、こう書かれています。
3科目それぞれで60%以上
「合計で6割」ではありません。ここを読み違えたまま勉強を進めると、模擬試験で全体7割を取れていても本番で落ちます。実際にどう落ちるのか、数字で置いてみます。
本番の構成
乙4の筆記は3科目・合計35問です。
| 科目 | 問題数 | 60%に必要な正答数 |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問 |
| 基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10問 | 6問 |
| 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 10問 | 6問 |
必要な正答数の合計は21問。35問中21問で、ちょうど60%です。
全体75%でも落ちる組み合わせ
次の結果を見てください。
| 科目 | 正答 | 率 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 法令 | 14 / 15 | 93% | 合格 |
| 物理・化学 | 5 / 10 | 50% | 足切り |
| 性質・消火 | 7 / 10 | 70% | 合格 |
| 合計 | 26 / 35 | 74.3% | 不合格 |
全体では74.3%。それでも物理・化学が50%なので不合格です。逆に、合計21問ぴったり(60.0%)でも、9問・6問・6問と配分できていれば合格します。
つまり乙4で守るべき数字は「全体の正答率」ではなく、一番低い科目の正答率です。
落ちやすいのは物理・化学
3科目のうち、物理・化学だけが10問しかありません。1問の重みが10%です。法令は15問なので1問は6.7%。同じ「1問落とす」でも、物理・化学のほうが足切りに近づきます。
しかも物理・化学は範囲が広く、暗記でカバーしにくい科目です。「法令は得意だから全体では足りるはず」という積み上げ方が、いちばん危ない組み方になります。
自分がいまどこにいるかを知る
必要なのは、科目ごとの正答率を本番と同じ基準で見ることです。全体の正答率だけを見ていると、足切りに沈んでいる科目に気づけません。

私たちが作った学習アプリでは、この合格基準をそのまま実装しています。解いた問題の正答率を科目別に集計し、「どの科目が60%に届いていないか」を名指しで表示します。全体が何%かではなく、一番低い科目がどこかを出します。

5つの選択肢すべてに、なぜ誤りかの解説を付けています。
- 乙1類から乙6類まで、合計680問(選択した類は共通200問+類別80問の280問)
- 本試験と同じ構成の模試(ハーフ17問・フル35問)
- 一問一答は合計10問まで無料。買い切りで、サブスクではありません。広告なし
問題は消防法・関係法令・消防庁の資料と、消防試験研究センターが公表する試験科目・問題数をもとに独自に作成しています。実際の試験問題の転載ではありません。甲種危険物取扱者資格保有者監修。
甲種を受ける方は甲種の記事、丙種を受ける方は丙種の記事もどうぞ。
出典
- 一般財団法人 消防試験研究センター(試験実施機関) https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/
- e-Gov法令検索(消防法) https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC1000000186
- 総務省消防庁「危険物とは」 https://www.fdma.go.jp/laws/laws/laws003.html
試験日程・受験資格・申込方法は変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関の公式サイトでご確認ください。本アプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習アプリで、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。