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原価計算初級は簿記を学んでいなくても始められる。損益分岐点を1つ計算してみる

日商の原価計算初級は、簿記を学習したことのない人でも原価計算の基本を学べる内容と案内されています。40分・70点以上のネット試験で、範囲にはCVP分析(損益分岐点)が含まれます。計算例で確かめます。

「原価計算は、簿記の2級で工業簿記を学んでから」と思われがちです。日本商工会議所のQ&Aは、原価計算初級は簿記を学習したことの無い方でも原価計算の基本を学べる内容だと案内しています。

どちらから始めるかの目安も書かれています。

  • お金の流れを仕訳帳や財務諸表から理解したい → 簿記初級から
  • 収益・費用の構造や利益管理の方法を理解したい → 原価計算初級から

原価計算初級の試験と範囲

項目内容
試験時間40分
合格基準100点満点で70点以上
方式ネット試験(試験会場が日時を決める)
範囲の柱原価計算の基礎概念、利益の計画と統制(CVP分析・予算実績差異分析)、製品別の期間損益計算

範囲の「CVP分析」には、変動費と固定費、貢献利益、損益分岐点分析が含まれます。

損益分岐点を計算してみる

ある商品を、次の条件で売るとします。

  • 販売単価:2,000円
  • 1個あたりの変動費:1,200円
  • 1か月の固定費:400,000円

1個売るごとに残るお金(貢献利益)は、2,000 − 1,200 = 800円です。売上に対する割合(貢献利益率)は 800 ÷ 2,000 = 40%。

固定費400,000円を回収するのに要る個数は、400,000 ÷ 800 = 500個。売上高にすると、400,000 ÷ 0.4 = 1,000,000円。これが損益分岐点です。

700個売れたときの営業利益は、700 × 800 − 400,000 = 160,000円です。

仕訳は1つも出てきません。原価計算初級が「簿記を学んでいなくても始められる」というのは、こういう計算が中心だからです。

アプリで練習する

「資格のキーホルダー」の原価計算初級コースは、原価・利益計画・製品別の損益を扱う独自問題です。多くの問題は、金額を入力して答えます。

  • 模試は40分で、基礎概念・CVP分析・製品別の損益の3つのまとまりで出題します
  • 解答ごとに、計算の手順の説明が出ます
復習の進め方を読む

上の例で、貢献利益800円・損益分岐点500個・1,000,000円が出るかを確かめます。出なければ、変動費と固定費の区別から解き直します。合ったら、40分の模試で製品別の損益まで通して解きます。

いま目指す資格から、その次の挑戦まで。

「資格のキーホルダー」は、さまざまな資格を1つのアプリで学べる問題集です。合格後のステップアップや、仕事に関わる別の資格の勉強にも。キャリアの節目ごとに、使い慣れたアプリで次の学びを始められます。

簿記は級ごとに別の購入対象です(3級・2級・1級・初級・原価計算初級)。各コースの最初の10問は無料。全問題・模試は級ごとの買い切りです。購入はiOSとAndroidの間で引き継がれません。購入対象・価格はアプリ内で確認できます。

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問題は日本商工会議所が公表する出題区分表・試験科目をもとに独自に作成しています。公表された試験問題の転載ではありません。

出典

出題範囲PDFは2026年11月7日、趣旨・内容とQ&Aは2026年10月28日に確認。

受験資格・試験日程・申込方法・配点は変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関の公式サイトでご確認ください。本記事とアプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習教材で、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。理解の速さや合格への効果は測定していません。