1級と2級の建築施工管理の第一次検定は、形がよく似ています。どちらも選択問題があり、どちらにも五肢択一の「施工管理法の能力問題」があります。
違うのは合格基準です。国土交通省の「令和8年度技術検定の合格基準について」では、こう示されています。
| 第一次検定の合格基準 | |
|---|---|
| 1級 | 全体で得点が60%以上、かつ施工管理法(応用能力)で得点が60%以上 |
| 2級 | 得点が60%以上 |
能力問題に別の基準があるのは1級だけです。2級の感覚のまま1級へ進むと、ここで数字が合わなくなります。
解く問題の数
令和8年度の問題用紙の注意事項から数えると、こうなります。
| 出題 | 解く数 | 能力問題 | 能力問題の形 | |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | 72問 | 60問 | No.51〜No.60の10問(全問解答) | 五肢択一 |
| 2級(前期) | 50問 | 40問 | No.38〜No.42の5問(全問解答) | 五肢択一 |
能力問題以外は四肢択一です。選択問題は、指定数より多く解くと減点されます。
1級は、55問正解でも落ちる
公表されている1問ごとの配点はないので、ここでは1問を同じ重さとして数えます。
- 全体の60% 60問 × 0.6 = 36問
- 応用能力の60% 10問 × 0.6 = 6問
応用能力以外の50問を全問正解し、応用能力が5問だったとします。合計は55問、全体の91.7%です。それでも応用能力が6問に届かないので不合格になります。
2級は、全体の24問で決まる
2級は40問の60%、24問以上で合格です。能力問題の5問にだけ別の線はありません。
ただし、5問は全員が解く必須問題です。5問を落とすと、残り35問から24問、7割近く(68.6%)を取る必要があります。別の基準がないことは、軽く扱ってよいという意味ではありません。
五肢択一は、迷った肢が1つ増える
能力問題は、1級・2級とも五肢択一です。選択肢が1つ多いぶん、根拠なく選んで当たる確率は四肢択一の4分の1(25%)から5分の1(20%)に下がります。1級では、確信のない1問がそのまま応用能力の6問に響きます。
アプリでの扱い
「資格のキーホルダー」の建築施工管理は、1級と2級を1つの購入でまとめて学べます。
1級コース
- 模試は本試験の解答数に合わせた60問。全体60%以上に加え、応用能力60%以上を練習の目標として表示
- 2026年11月に公開した iPhone 版 1.0.8 で、2級と同じだった問題を除き、1級の水準の問題に入れ替えました。収録は計368問です(1級の水準で作った問題177問、計算演習18問、資格のキーホルダーだけの問題173問)
- 応用能力の57問は、本試験と同じ五肢択一で「最も不適当なもの」(法令は「誤っているもの」)を選ぶ形です
- Android 版(いまは 1.0.6)には、この入れ替えはまだ入っていません
2級コース
- 独自問題226問。解答する40問の配分で模試を出し、全体60%(24問以上)で判定
- 応用能力の29問は、アプリでは四肢択一に作り替えています(本試験は五肢択一)
どちらも第二次検定は収録していません。問題は独自に作成したもので、本試験問題の転載ではありません。正答率は練習の目安で、合否を保証しません。
復習の進め方を読む
1級を受ける方は、模試の結果を「全体」と「応用能力」に分けて見ます。応用能力で間違えた問題は、最後に迷った2つの肢を書き出し、どちらの記述のどこが不適当だったかを解説で確かめます。
いまの勉強から、次の学びへ
いま目指す資格から、その次の挑戦まで。
「資格のキーホルダー」は、さまざまな資格を1つのアプリで学べる問題集です。2級の合格後に1級へ進むときも、同じアプリで続けられます。このコースの最初の10問は無料。全問題・模試は資格ごとの買い切りです。購入対象・価格はアプリ内で確認できます。
App Storeで見る Google Playで見る出典
- 国土交通省「令和8年度技術検定の合格基準について」 https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001984499.pdf
- 建設業振興基金 令和8年度1級建築施工管理技術検定 第一次検定問題 https://www.fcip-shiken.jp/pdf/r08_1kg_mondai.pdf
- 建設業振興基金 令和8年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定問題 https://www.fcip-shiken.jp/pdf/r08_2kgz_mondai.pdf
受検資格・試験日程・出題の数は年度や期で変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関でご確認ください。本記事とアプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習教材で、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。