Particles and WavesPAW

消防設備士 乙1を持っていても、甲1の筆記は1問も免除されない。免除表で確かめる

消防設備士 甲種第1類の免除一覧に、乙種の免状は載っていません。乙1から甲1へ進むと筆記45問と実技をすべて受けます。甲2・甲3の免状なら18問減ることと合わせて、表と計算で整理しました。

消防設備士の乙種第1類(乙1)は、屋内消火栓設備やスプリンクラー設備などの整備・点検ができる免状です。工事までできるのは甲種第1類(甲1)です。

乙1を取ったあとに甲1を受けるとき、「乙1があるから法令あたりは免除されるはず」と考える人がいます。消防試験研究センターの免除一覧を見ると、甲1の免除資格に乙種の免状は載っていません。 乙1を持っていても、甲1は筆記45問と実技をすべて受けることになります。

甲1の免除一覧(抜粋)

持っている免状・資格免除される筆記残る筆記試験時間
なし(一般)0問45問3時間15分
乙種の免状(乙1を含む)一覧に載っていない45問3時間15分
甲種第4類か第5類法令の共通8問37問3時間00分
甲種第2類か第3類法令の共通8問・基礎的知識10問27問2時間30分
電気工事士か電気主任技術者基礎的知識の電気4問・構造等の電気6問35問3時間00分

実技(鑑別等5問・製図2問)は、どの行も「免除なし」です。

甲2・甲3の免状なら18問(8+6+4)減るのに、同じ1類の乙1では0問です。免除は「同じ類かどうか」ではなく、「甲種の免状か、どの類か」で決まっています。甲種第2類〜第5類の一覧も、免除資格に挙がっている消防設備士の免状は甲種だけです。

乙1と甲1で、足切りの数字はこう変わる

合格基準は甲乙とも同じで、筆記の各科目40%以上かつ全体60%以上、さらに実技60%以上です。問題数が違うので、必要な正答数が変わります。

科目乙1 問題数乙1 必要数甲1 問題数甲1 必要数
消防関係法令104156
基礎的知識(機械・電気)52104
構造・機能・(工事・)整備156208
全体30184527

各科目の必要数は問題数×40%を切り上げ、全体は問題数×60%を切り上げています(例:15×0.4=6、45×0.6=27)。

筆記は15問増えます。さらに甲1には、乙1に無い製図2問が実技に加わります。製図は写真・イラスト・図面等による記述式の実技の一部です。乙1の勉強をそのまま延ばすだけでは、製図の分が残ります。

甲1に進む前に確認すること

  1. 甲種は受験資格が必要です(乙種は誰でも受験できます)。自分がどの受験資格に当たるかは、公式の受験資格のページで確認してください。
  2. 免除を使えるのは、受験申請のときに免状のコピー等の証明書類を出した場合です。
  3. 甲2・甲3を先に持っている人や、電気工事士の人は、上の表のとおり問題数が変わります。

アプリで練習する

私たちParticles and Wavesが作っている「資格のキーホルダー」には、甲1と乙1のコースがあります。

  • 甲1:独自問題381問(うち実技(鑑別等)の練習35問・製図を択一で練習する問題17問)(iPhone 版 1.0.8。Android 版 1.0.6 は312問のまま)
  • 乙1:独自問題274問(うち実技の練習25問)
  • どの問題も、4つの選択肢それぞれに解説があります
  • 模試は筆記と同じ構成(甲1は45問、乙1は30問。ハーフは23問・15問)で、各科目40%・全体60%の基準で判定します

実技は本番が記述式なので、アプリでは写真の代わりにプログラムで描いた図を使う四択の練習として収録し、模試には入れていません。製図は図を描く練習ではありません。iPhone 版 1.0.8 で、図を見て正しいものを選ぶ形の問題を科目「製図(択一で練習)」にまとめました(本番は記述式・図面作成)。

復習の進め方を読む

乙1の範囲で正答率が安定したら、甲1のコースで「工事」の問題と実技(鑑別等・製図)の練習を足します。筆記は科目ごとに、40%の必要数(法令6・基礎4・構造8)を下回っていないかを先に見ます。

いま目指す資格から、その次の挑戦まで。

「資格のキーホルダー」は、さまざまな資格を1つのアプリで学べる問題集です。合格後のステップアップや、仕事に関わる別の資格の勉強にも。キャリアの節目ごとに、使い慣れたアプリで次の学びを始められます。

このコースの最初の10問は無料。全問題・模試は資格ごとの買い切りです。甲1と乙1は別の購入対象です。購入はiOSとAndroidの間で引き継がれません。購入対象・価格はアプリ内で確認できます。

App Storeで見る Google Playで見る

問題は消防法・関係法令・消防庁の告示と、消防試験研究センターが公表する試験科目・問題数をもとに独自に作成しています。公表された試験問題の転載ではありません。

出典

2026年11月7日確認。

受験資格・試験日程・免除の条件・申請方法は変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関の公式サイトでご確認ください。本アプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習アプリで、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。