介護福祉士国家試験(筆記)は、1問1点の125点満点です。合格には2つの条件があります。
- 総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数(合格基準点)以上
- 11の試験科目群すべてで得点があること
2つ目は見落とされがちです。総得点が高くても、1つの科目群が0点なら不合格になります。
いちばん小さい科目群は5問
11科目群の大きさはそろっていません。第38回の公表問題では、医療的ケアは問題101〜105の5問でした。アプリの模試では、次の配分で125問を出しています(配分はアプリのもので、パートごとの合計は公式の配点と一致します)。
| パート | 試験科目群 | アプリの問題数 |
|---|---|---|
| A | 人間の尊厳と自立、介護の基本 | 12問 |
| A | 社会の理解 | 12問 |
| A | 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 | 10問 |
| A | 生活支援技術 | 26問 |
| B | こころとからだのしくみ | 12問 |
| B | 発達と老化の理解 | 8問 |
| B | 認知症の理解 | 10問 |
| B | 障害の理解 | 10問 |
| B | 医療的ケア | 5問 |
| C | 介護過程 | 8問 |
| C | 総合問題 | 12問 |
公式の配点は、Aパート60点、Bパート45点、Cパート20点の125点満点です。
- A: 12 + 12 + 10 + 26 = 60
- B: 12 + 8 + 10 + 10 + 5 = 45
- C: 8 + 12 = 20
120点でも落ちる形
医療的ケアの5問をすべて落とし、ほかの120問を全部正解したとします。120 ÷ 125 = 96%。補正前の目安になる60%(75点)を大きく超えています。
それでも、医療的ケアの科目群が0点なので不合格です。小さい科目群ほど、1問の重さが合否に直結します。
パート合格でも、科目群の条件は残る
第39回の試験から、A・B・Cのパートごとに合否を判定する仕組みが適用されます。全体で不合格でも、パートごとの基準を満たしたパートは合格として扱われ、パート合格は合格した試験の翌々年まで有効です。
パートの基準点は、全体の合格基準点を、各パートの平均得点の比率で按分して決まります。そして、ここでもそのパートを構成する科目群すべてで得点があることが条件です。Bパートなら、医療的ケアの5問で1問も取れなければ、Bパートは合格になりません。
パートごとの基準点は、試験後に決まる数字です。事前に何点と決めて計画することはできません。
復習の進め方を読む
模試を解いたら、総得点より先に11科目群それぞれの正解数を見ます。0問の科目群があれば、その科目群の解説を読み直し、翌日に同じ科目群だけをもう一度解く方法を提案します。次にパートごとの得点をA60点・B45点・C20点の満点と比べます。
いまの勉強から、次の学びへ
アプリの介護福祉士コースは、11科目群125問の構成の模試を、午前・午後を通しの220分で行います。総得点の60%以上かつ11科目群すべてで1問以上の正解を合格の目安にしています(本試験の合格点は難易度で補正されます)。パート別の合否判定や、合格パートの受験免除を反映した模試には対応していません。
問題は独自問題のほか、社会福祉振興・試験センターが公表した第36〜38回の試験問題365問を原文のまま収録しています(出典を各問に記載。図で出題する問題と、現在の法令・制度で正答が変わる問題は除いています)。解説は Particles and Waves が独自に作成したもので、社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。
いま目指す資格から、その次の挑戦まで。
「資格のキーホルダー」は、さまざまな資格を1つのアプリで学べる問題集です。合格後のステップアップや、仕事に関わる別の資格の勉強にも。キャリアの節目ごとに、使い慣れたアプリで次の学びを始められます。
このコースの最初の10問は無料。全問題・模試は資格ごとの買い切りです。購入対象・価格はアプリ内で確認できます。
App Storeで見る Google Playで見る出典
- 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験 合格基準 https://www.sssc.or.jp/kaigo/kijun/kijun_02.html
- 社会福祉振興・試験センター 過去問題利用にあたっての留意事項等 https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html
- 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験 https://www.sssc.or.jp/kaigo/index.html
2026年11月7日確認。
受験資格・試験日程・申込方法・合格基準は変わることがあります。正式な情報は必ず試験実施機関の公式サイトでご確認ください。本記事とアプリは Particles and Waves が制作した非公式の学習教材で、試験実施機関とは関係がなく、合格を保証するものでもありません。